自分でできる!?オーストラリアビザ申請方法手順 観光ビザ(subclass 600)編

 こんにちは。相模原市のふちのべ行政書士事務所です。
 今回は、日本に済まう中国人の方で、在留資格は「高度専門1号ロ」となり日本の会社で就業されている方が、オーストラリアビザ観光ビザ(subclass 600)の申請と取得を行うお話です。
 本投稿は、2025年8月現在の情報です。将来にわたり変更があることおよび申請の結果を保証するものでないことをご承知おきの上、お読みくださいませ。
また、対象インターネットサイトについて主に英語で記述を進めさせていただきます。

 やるべきことをブレイクダウンすると大まかに次の4つです。
1.​​​​​​​​​​​​​​ImmiAccountを作成する​​​​
2.ImmiAccountでオンライン申請
3.必要書類の収集とアップロード
4.申請料金の支払いと申請の提出

基本的に今回ご紹介する手続は、ImmiAccountでのオンライン申請で全て完結します。
これまでご紹介したような国々での「大使館に赴いての面談」や「直接や郵送での書類提出」などはありません。

1.​​​​​​​​​​​​​​ImmiAccountを作成する​​​​
 ImmiAccount へのアクセスには「個人」と「組織」の 2 種類あります。今回は「個人」について記します。
Create an ImmiAccount(https://online.immi.gov.au/lusc/register)で個人ImmiAccountを作成します。
ステップ1: メールアドレスを入力します
ステップ2: メールで送信された確認コードを入力します
ステップ3: ユーザーの詳細を入力します。「個人」を選択→詳細を入力→「続行」を選択します。
ステップ4: アカウントの詳細を入力します。
「ImmiAccountの利用規約」をお読みになり、同意します→「私はロボットではありません」のチェックボックスを選択して→「送信」を選択します。
ステップ5: 多要素認証(MFA)を設定する
アカウントを作成すると、MFA を設定するように求められます。
ImmiAccountの手順に従って、MFA の設定を完了します。「ログイン成功」ページが表示されますので「続行」を選択してください。
MFAを有効にすると、ログインするたびに 6 桁のコードを入力する必要があります。
MFA(Multi-factor authentication)は、ImmiAccountログイン後に【Manage Account】→【Manage my ImmiAccount】で、「多要素認証用のアプリ」から「メールトークン認証」への変更が可能です。
申請に戻るには、右上の【Return To Online Lodgement】で申請画面に戻れます。

2.ImmiAccount(https://online.immi.gov.au/lusc/login)でオンライン申請
 上述のCreate an ImmiAccount(https://online.immi.gov.au/lusc/register)もそうですが、その申請ページもたどり着くまでが分かりづらいです。往々にしてどの国もビザ申請も申請ページにたどり着くのが一苦労です。
New application→New application→Visitor→Visitor Visa(600)で申請に進みます。
「Terms and Conditions」ページで利用規約を読み、同意します(I have read and agree to the terms and conditionsにチェックを入れ「Next」をクリックします)以降は、申請人の個人情報や旅行計画、健康状態などについて回答していきます。質問項目がだいぶ多いです。途中で保存も印刷もできますので、腰を据えて取り掛かります。全ての入力を終えると必要書類をアップロードと支払いをして申請提出になります。

3.必要書類の収集
 申請に際しして今回用意した添付書類は以下になります。すべての必要書類はA4サイズでスキャンして、ImmiAccountの「View details」→「Actions・View attachments」に項目ごとにアップロードします。
「→」が実際に用意した書類です。
今回は、日本に済まう中国人の方で、在留資格は「高度専門1号ロ」となり日本の会社で就業されている方の例です。

「Evidence of the applicant's previous travel(申請者の過去の旅行の証拠)」
→現在のパスポートの入国/出国スタンプが押印されたページ
→パスポートの最終取得VISAページ

「Evidence of current employment or self-employment(現在の雇用または自営業の証拠)」
→就職先の賃金台帳と在職証明書とその英訳文書

「Visa for country of residence (and right to return)(居住国のビザ(および帰国権))」
→日本の在留カードとその英訳文書(翻訳証明付き)

「Family register and composition form (if applicable)(戸籍謄本および戸籍構成届(該当する場合))」
→必要情報の記入と本人と保証人が署名したFamily composition(Form54 ※雛形がImmiAccountサイトにあります)

「National Identity Document (other than Passport)(国民身分証明書(パスポート以外))」
→中国のIDカードとその英訳文書

「Evidence of the financial status and funding for visit(訪問のための財政状況と資金の証拠)」
→銀行口座の取引記録(直近3ヶ月分)とその英訳文書

「Evidence of planned tourism activities in Australia(オーストラリアにおける計画的な観光活動の証拠 )」
→オーストラリアの旅行計画をMicrosoft wordで作成

「Travel Document(旅行書類)」
→パスポートのデータページ
→現在のパスポートの入国/出国スタンプが押印されたページ
→パスポートの最終取得VISAページ

4.申請料金の支払いと申請の提出
 費用は200オーストラリアドルでした。クレジットカードまたはPayPalで支払いができます。今回はPayPalで支払いをしました。

 ビザ申請の処理期間については、『ビザ処理時間ガイドツール』でおおよその状況を伺うことができます。
https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-processing-times/global-visa-processing-times
「ビザストリーム」と「申請日」と「ビザの種類」を選択し「Submit」で処理期間の参考状況を見ることができます。
※個別的な進捗状況の確認はできません。今回は、7月9日に申請を提出して、8月5日より観光ビザが付与されました。


 参考情報として、オーストラリアの観光(訪問)ビザ申請ではパスポートへのシールやスタンプというものはありません。よって、パスポートには何かシールかスタンプなどが貼られることもパスポートの提出や預ける期間もありません。電子ビザですので、自動的にオーストラリア移民局のホストコンピューターに登録されます。もしご不安であれば、申請完了後に届く[IMMI Grant Notification -以下略-]というメールに添付されている[IMMI Grant Notification.pdf(このブロクに写真で投稿しています)]を控えて入国すること良いかもしれません。
 また、オーストラリア政府移民局のページからビザ申請を行った場合、申請後には上述の[IMMI Grant Notification -以下略-]というメール以外には、書類などは特に何も送られてきません。出入国時は移民局のホストコンピューターにパスポート情報がインプットされているので、入国審査官はオンライン上でパスポートと情報を照合しています。きちんと申請をして、承認番号を取得すれば、基本的に特に何か聞かれたり、調べられたりすることはありません。

 日本に住まう外国籍の方で、これを読まれてもまだまだオーストラリア観光ビザ(subclass 600)申請にご不安があるという方向けに、申請代行ではありませんが、申請に関するご支援という形で業務を提供いたします。

 それではまた。

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