自分でできる!?フランス(シェンゲン)ビザ申請方法手順 Part2 Cビザ編

こんにちは。相模原市のふちのべ行政書士事務所です。
 今回は、前回のフランスシェンゲンビザご依頼の方とはまた別の方で、こちらで紹介するブログの方からのご依頼です。

旦那様であるドミニカ国籍の外国人(在留)で会社役員の方が、フランスを観光するためのシェンゲン『短期滞在ビザ(Cビザ)』を取得するお話です。

 本投稿は、2025年8月現在の情報です。将来にわたり変更があることおよび申請の結果を保証するものでないことをご承知おきの上、お読みくださいませ。
また、対象インターネットサイトについて主に英語(一部仏語)で記述を進めさせていただきます。

前回のブログをベースにさらに気づいた点を追記していきます。
 
 やるべきことをブレイクダウンすると大まかに次の4つです。
1.ビザのオンライン申請(申請書作成)
2.申請手続きのためフランス大使館に訪問する予約
3.必要書類の収集
4.ビザセンターに訪問しての申請手続き

1.ビザのオンライン申請(申請書作成)
1-1.アカウント作成

france-visas.gouv.frのウェブサイトで、「Start your visa application(白地の3つのボタンの真ん中)」

「Start your visa application(中程右側の青字のボタンの真ん中)」

「New user? Create an account」で進んだ先の画面で各欄を入力して、申請するためのアカウントを作成します。
入力したEmailアドレス宛にアカウント有効化のメールが届きますので、メールの中の「confirmer adresse mail」をクリックしてアカウントの有効化を完了します。
また、その前提として「Do I need a visa?(白地の3つボタンの中の左端)」から進みその先のいくつかの質問に回答することで、ビザが必要か?申請するビザの種類に対する必要な添付書類はなにか?申請金額などのあらましを確認する事ができます。

【Part2での追記事項】
このアカウントおそらく1年で有効期間が切れます。切れる前にメールで注意が来きます。そこから30日間までに再度ログインすれば、有効期間が伸びます。

1-2.フランスビジネスビザ申請書の作成
 「Log in to my account」で「1-1.」で作成したアカウントでログインします。「Mes demandes(My Applications:アカウントのダッシュボード)画面」に入りますので、「Creer une nouvelle demande dans un nouveau groupe」をクリックして申請の画面に進み、申請に対する各質問の回答を記入します。

回答が完了すると、Etape 6 sur 6(6画面目)で、申請内容に基づく必要書類が表示されます(最終的に出力される申請書類にも同内容が記載されます)。今回は、この画面に表示された以外の書類は必要ありませんでした。

必要書類の画面で「poursuivre」をクリックすると、「Mes demandes(My Applications)」に戻ります。ここで「宣言/同意」事項にチエックをして「poursuivre」をクリックするとオンラインでの申請書作成は完了です。
『All_documents_~数字13桁~.pdf』という申請書類ファイルがダウンロードできます。
『All_documents_~数字13桁~.pdf』には「申請書」、「必要書類のチエックリスト」、「登録領収書」の3つが一連なりになっています。便利です。内容を確認して、申請当日に持参するため印刷します。
併せて、申請に必要な料金が表示されます。今回は90€(約15,231円)でした。フランスビザ申請の支払い方法は現金のみで、申請当日に現金を持参するときには小銭をご用意することをオススメいたします。

作成が完了した申請書は、「Mes demandes(My Applications)」の対象のリクエストの欄の「虫眼鏡ボタン」をクリックすることで、いつでも何度でもダウンロードできました。
また、申請書が完了したあとに(日程などの)内容の変更など修正したい場合は、そのアカウントのまま「Mes demandes(My Applications)」で「Creer une nouvelle demande dans un nouveau groupe」をクリックして、新しく申請書を作り直し申請当日に作り直した方の申請書の印刷物を持っていくことで受理されました。

【Part2での追記事項】
「滞在先のホテル」についての質問がありますので、先にホテルの予約をしておきます。
申請書は作成途中でも保存することができます。その続きから作成を再開することもできます。


2.申請手続きのためフランス大使館に訪問する予約
 フランス(シェンゲン)では、「ビザ申請」と「申請のための訪問予約」は全く別の作業になります。
今回は、予約のみを先行しました(前回の申請は申請書作成のあとに予約をしました)。
france-visas.gouv.frのウェブサイトTOPページの下ほどの「Where to submit your visa application ?」欄にある「Make an appointment」クリック。

「Asia」クリック。

「Japan」クリックすることで、「Lodging your application at the Embassy of France in Japan」ページにて在日フランス大使館の情報のページに移ります。そのページ中程の『Book an appointment』をクリックして予約に進みます。

次のページの『Access to services』をクリック。

『To confirm』をクリック。

『I have read all the information available on the Consulate website』にチエックをつけて『Book an appointment』をクリック。

日時を選択し『Validate tha calendar』をクリック。

氏名・Email・電話番号・生年月日を入力して『Confirm your details』をクリック。

『I have read and accept the terms of use and privacy policy .』にチエックをつけて『To confirm』のクリックで完了です。
完了後はメールが届きます。このメール内のURLから変更やキャンセルができます。

3.書類の準備
 今回は、観光のための短期滞在ビザ(Cビザ)ということで以下の書類を収集しました。
①署名と日付の入った申請書(作成した申請書最初の4ページ)Signed and dated application form:1通
②フランス・ビザ受領書(作成した申請書後半2ページ)Receipt France-Visas:1通
③在留カード(コピーと翻訳証明書実物と翻訳証明書コピー):各1通(計3通)
④旅行計画書(実物とコピー):各1通(計2通)
⑤日仏往復航空券の予約(実物とコピー):各1通(計2通)
⑥履歴事項全部証明書(会社登記簿原本と翻訳証明・それら1組のコピー):各1通(計4通)
⑦戸籍謄本(原本アポスティーユ付きと翻訳証明・それら1組のコピー):各1通(計4通)
⑧住民票(原本アポスティーユ付きと翻訳証明・それらのコピー):各1通(計4通)
⑨銀行通帳個人データのページと過去3ヶ月の取引のコピーと翻訳:1通
⑩預金残高証明書(実物とコピー):各1通(計2通)
⑪ホテルの予約(実物とコピー):各1通(計2通)
⑫海外旅行保険(実物とコピー):各1通(計2通)

また、翻訳は、在日フランス大使館のホームページの「翻訳者リスト」にある業者さんの一つにお願いいたしました。このリストにある翻訳者が翻訳した書類は、本大使館の査証を受ける必要がないとのことです。翻訳費用は上記の内容5点で約48,000円ほどでした。

4.フランス大使館に訪問しての申請手続き
〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44
在日フランス大使館
(2025年8月時点)
に訪問します。
持ち物は、以下です。
「3.書類の準備で準備した全ての書類」
「申請費用の現金」
「返送先を記入したレターパックプラス(赤)」
【Part2での追記事項】前回ではこれ以下の持ち物の記述が漏れていました。謹んでお詫びいたします。
「Récépissé de prise de rendez-vous(予約確認書:面接予約取得のメールに添付されています)」
「パスポート(実物)」
「在留カード(実物)」
「銀行通帳(実物)」
「パスポート用顔写真(正面、無帽、背景は白、35×45mm、スキャンした写真は不可)」
フランス大使館へは予約の15分前くらいに到着するとよいかと思います。書類の提出、指紋の採取、申請費用の支払いを行うと手続きは終了となります。

申請後の状況(ステータス)は、france-visas.gouv.frのウェブサイトの「Mes demandes(My Applications:アカウントのダッシュボード)画面」の該当のリクエストの欄の名前の右側に緑色の文字で表示されます。

【Part2での経過日時】
 今回は、8月22日に大使館で申請して、8月25日にフランス大使館よりいくつかの追加書類提出のお願いがメールであり、8月29日に追加書類を提出(ちなみに追加書類は日本語のまま提出しました!仏訳すると審査が早まるとの回答が大使館より有りましたが)、9月2日に申請者様のもとにビザ付きのパスポートが送達されました。

 日本に住まう外国籍の方で、これを読まれてもまだまだフランス(シェンゲン)短期滞在ビザ(Cビザ)申請にご不安があるという方向けに、申請代行ではありませんが、申請に関するご支援という形で業務を提供いたします。
 また、アポスティーユ(公印確認:Apostille, Apostilla)取得のみのご依頼もお受けいたします。アポスティーユは、今回のようなビザ申請に加え(国際)婚姻・離婚・出生,査証取得,会社設立,不動産購入などに用いることもあります。ぜひぜひお気軽にお申し付けくださいませ。

それではまた。

前回フランス(シェンゲン)ビジネスビザ更新申請方法はこちら!

自分でできる!?フランス(シェンゲン)ビザ申請方法手順

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