自分でできる!?イギリス(英国)ビザ申請方法手順

こんにちは。相模原市のふちのべ行政書士事務所です。
行政書士でビザと言えば、外国人の方が日本に入国や在留するためのいわゆる「入管業務」が想像されますが、この度は、日本に住む(在留)外国人(籍)の方のイギリスの観光ビザ取得のお話です。
ちなみに、日本(人)のパスポートは世界最強と言われ、199カ国・地域へ事前のビザ申請なしで渡航できます。
ですので、この様に日本人の方が日本でイギリスビザ申請をする機会はあまりないかと思います。その意味でも貴重です。

本投稿は、2024年7月現在の情報です。将来にわたり変更があることと申請の結果を保証するものでないことをご承知おきの上、お読みくださいませ。

やるべきことをブレイクダウンすると大まかに次の3つです。
1.ビザのオンライン申請(支払いとビザセンターへの訪問予約も含む)
2.準備書類の収集
3.ビザセンターに訪問しての申請手続き


1.ビザのオンライン申請
1-1.
UK Visas and Immigration (GOV.UK)のウェブサイトで、申請するビザの種類と手続きに必要な書類をご確認します。
ウィザードに沿って質問に回答すると、今回は「Apply for a Standard Visitor visa.」が必要と分かりました。

1-2.
そのまま、Visit the UK as a Standard VisitorのApply onlineの「Apply now」ボタンでビザの申請を開始します。
ビザ申請者に対する非常に多くの質問が用意されていますので、回答していきます。

2024年7月時点のこの質問を和訳した『質問書』を当事務所の成果物として有償でお譲りいたします。
ヒアリングシートなどに使えるかもしれませんので、ご入用の方はお声がけくださいませ。

回答が完了すると、「Document checklist」が印刷できます。

1-3.
オンラインのビザの申請(質問の回答)が終わると、引き続き (GOV.UK)のウェブサイトでビザ申請料を支払います。
決済は WorldPayで、クレジットカードやPaypalを使うことができます。
今回のビザセンターへの申請費用は£115(約23926円)でした。
決済が完了すると「英国ビザ申請書: 支払い確認 - 次にすべき事」という件名のメールが届きます。
決済成功の旨と次にやることが記載されています。
主にやることは、Document checklistの印刷とビザセンター訪問の予約です。

1-4.
ビザセンターに行くための予約をします。
希望する日時に取れなかったりするので、それを見越してすべての準備は早めに取り掛かることをおすすめいたします。
上記の申請と支払いを完了していないと予約に進めないので、「先に予約だけ」ができません。特にご注意ください。
予約が取れましたら、予約確認書であるAppointment Confirmationを印刷して、オンラインでの作業はひとまず完了です。
次に書類を準備して予約日時にビザセンターに訪問します。


2.書類の準備
今回は以下の書類を収集しました。
『Document checklist』の文言に沿って、準備した書類をご紹介します。
翻訳は翻訳証明書を付けてくれる翻訳業者さんを選んでお願いしました。翻訳費用は文書の送料含め36,000円ほどでした。

■Mandatory documents(必須書類)
・パスポート原本

■Other documents(その他の書類)
We strongly recommend that you also provide the following with your application.
(また、以下の書類を申請書に添付することを強くお勧めします。)

<Evidence of funds(資金の証拠)>
残高証明書(銀行より英訳付きで発行)
・オリジナル:1部
・A4サイズのコピー:1部

<~略~confirmation of your right of residence in that country(当該国における居住権の確認)>
在籍カード(原本は提示)
・コピー1部
・和英翻訳文オリジナル:1部
・翻訳証明書オリジナル:1部

■Other documents(その他の書類)
~略~other documents you will be sending in with your application.
(その他、申請書と一緒に送付する書類。)

戸籍謄本(全部事項証明書)
・オリジナル:1部
・A4サイズのコピー:1部
・和英翻訳文オリジナル:1部
・翻訳証明書オリジナル:1部
※今回のご相談者様は日本人の配偶者でしたので配偶者の戸籍謄本になります。

住民票(マイナンバーの記載なし)
・オリジナル:1部
・A4サイズのコピー:1部
・和英翻訳文オリジナル:1部
・翻訳証明書オリジナル:1部

法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
・オリジナル:1部
・A4サイズのコピー:1部
・和英翻訳文オリジナル:1部
・翻訳証明書オリジナル:1部
※今回のご相談者様は会社役員でしたので「就業証明書」ではなくこちらを準備しました。


3.ビザセンターでの申請手続き

2024年5月13日以降のビザセンターの場所は以下です。
在東京UKビザ申請センター
(UK Visa Application Centre, Tokyo)
東京都中央区築地5-6-10
浜離宮パークサイドプレイス8F
会社名:合同会社VFSサービシズ・ジャパン

こちらに訪問します。

持ち物は・・・、
・Document checklist
(申請者名~出力日時~Checklist.PDFのファイルの紙への印刷)
・Appointment Confirmation
(Reference Numberがファイル名のPDFファイルで申請番号のバーコードの付いた予約確認書)
・「2.書類の準備」の全て
です。
※念の為に、「オンライン申請書(たくさんの質問の回答)のコピー」と「支払い確認の印刷」の2点も印刷して持っていきました。

ビザセンターへは予約の15分前くらいに到着するとよいかと思います。
申請の旨を伝え、カウンターにAppointment Confirmation(予約確認書)を提出し、次に準備した書類の提出や追加サービスの申し込みをします。
この度は、ビザセンター現地で2つの追加サービスを申し込みました。
①ドキュメントアップロードサービス(Document Scanning Assistance:2700円)
準備した書類をビザセンター方がアップロードしてくれます。自分でなさるとインデックスの差し込みスキャンなどルールが有り大変です。
②郵送サービス(Courier Service:1800円)
パスポートを郵送にて返送してくれます。このサービスを申し込まないと、パスポートを受け取りるために、再びビザセンターに訪問します。

あとは、顔写真と指紋の登録を行ってビザセンターでの手続きは終了となります。

今回は7月18日に申請して、7月26日にVFS Globalより「英国ビザ申請センターで受理されました。」とのメールが届きました。


日本に住まう外国籍の方で、これを読まれてもまだまだイギリスビザ申請にご不安があるという方向けに、申請代行ではありませんが、申請に関するご相談という形でサービスを提供いたします。
ぜひぜひ、ご相談くださいませ。

それではまた。

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